部内にカットマンが誰もいない。
初心者の新入生部員に、
「〇〇、カットマンになれや!」
カットマンの部員1名誕生!
これで、強くなれるのか!
現役時代カットマンではなかったあなたが、指導者としてカットマンの選手を強くするには
あなたが高校の卓球部員だった頃、部内にカットマンはいましたか?
部内のカットマンは、どのような練習をしていましたか?顧問の先生からカットマンとしてのアドバイスをもらっていましたか?
あなたが今、カットマンの部員を強くするためにアドバイス出来るのはどんな事でしょう。
カットマンではなかった自分が、自信を持ってアドバイスを送る為にはどうすべきか考えてみましょう。
大昔の卓球部員は皆、自己流
私が高校の卓球部員だったころ、男子部員に2人、女子部員に3人のカット主戦型の選手がいました。
その中には、高校から卓球を始めた選手が3人。その中の2人は最終的には団体戦のメンバーにまでなりました。
しかし思い出してみると、彼ら彼女らは、顧問に指導を受けていたワケではありません。
男子部員のカットマンは、高校になってから卓球を始めた選手で、部内にカットマンがいなかったので、「おまえ、カットマンになれや」という状況でした。
練習は、ひたすら攻撃型の選手のカット打ちの練習台となるだけという状況でした。
それでも彼はレギュラーになれたのですが、流石に個人戦ではそれ程の成績は残せませんでした。
本人は初心者として相当努力をしたのかもしれませんが、見たところほとんど独学でした。
当時は動画サイトもなく、テレビ中継も、年に1回、中継されていた全日本選手権の決勝戦の選手もカットマンではありませんでした。
もちろん教則DVDなどありませんでした。
一流選手のプレーを見る機会はなく、雰囲気を掴むのは『卓球レポート』の連続写真くらい。
もし、名門校のように、カットマンを熟知した主導者がいたら、彼はもっと強くなり、上位を目指せたのではないかと思います。
指導者もカット主戦型の知識を自分の頭に詰め込む
自分がカットマンでなかったとしても、指導者として、カットマンの知識、道具、最新情報に精通しておくことは重要です。
もともと、カットマンになろうとする人は自分で技術を習得しようと情報を集めるのを苦にしない性格の人間がなるのかもしれません。
近くに真似る選手はそう多くいないでしょう。
そんな研究熱心な選手と対等に技術論を戦わせるにはそれなりの情報が必要になってきます。
選手を強くするどころか、理論や知識で指導者が負けてしまうこともあるでしょう。
選手に「この先生はあまり分かってない」と思われる事もあるかもしれませんが、なるべくそうならないようにしなければいけません。
もちろん、攻撃型のプレーヤーから見た、あなたの教え子のカットマンのウィークポイントなら十分指摘して挙げられるでしょう。
しかし、出来る事なら、一流のカットマンから指導を受けてもらいたいものです。
人脈はフルに活かして選手を伸ばす
あなたの人脈の中にも、たぶん卓球での繋がりはあるでしょう。学生時代の卓球部のチームメイトのそのまた友人でも知り合いでも構いません。
繋がりを辿って行けば、結構著名な卓球人にたどり着くこともないとは言えません。
あなたの人脈の中の遠い先に、カットマンの名選手やコーチがいたなら、躊躇せずに、連絡を取って、あなたの生徒を見てもらうことも考えてみるべきでしょう。
カットマンを強くすることは、同じ部内の攻撃型の選手の実力を上げる事に繋がります。
この好循環を作り出すためにも、カットマンを一流のコーチに指導を受けさせることは重要です。
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