高校生になってから卓球を始める生徒の中には、数年後には部内のトップになっている人材もいるかもしれません。
始めるのが遅くても上達できる。その手助けをしてあげるのも指導者の役割です。
高校から卓球を始める選手にも充実した部活動を
2年半程の高校の部活動の期間で、初心者として卓球を始める生徒が、団体戦のメンバーの中心となり、全国大会に進出し好成績を収める。
そんな状況を想像してみてください。
顧問として、コーチとして、それは非常に胸が熱くなる物語りです。
高校から卓球を始める生徒も少なからず存在します。
理由は人それぞれ、
- 中学生時代にやっていた競技を捨てて、卓球の道を選んだ生徒
- 受験の為に中学生時代は部活動をする事を断念していた生徒
- 卓球が楽(ラク)そうなスポーツだから
などなど。
ビギナーにもセンスの塊は存在する
あなたがコーチを務める卓球部が、より高みを目指し、組織としても卓球界からの評価を受ける事があるとしたら、それは、経験の浅い選手の中からから如何にに多くの人間をトップレベルの層に導いてあげられるか、ではないでしょうか。
初心者だった選手が、やがてチームの屋台骨になる時
あなたの周辺地域の中学校卓球界で、既に実力で名を馳せた生徒が、何人か、あなたの高校の卓球部に入部して来たとして、団体戦で好成績を収めるという事もあるかもしれません。
しかし、周りからは、その好成績は、あなたの指導者としてのものとは言い難く、すでに実力のある選手がうまく集まったことによるものだと受け止められるでしょう。
もしあなたが、コーチとして情熱を注いでいたとしたら、好成績の中にも、物足りなさを感じてしまうかもしれません。
あなたの指導者としての充実感、それは、あなたに選手の将来性を見抜く力が磨かれていく時
既に、名を轟かせている選手に交じって、今まで全く無名だったプレーヤーが団体戦メンバーに数名いる、恐ろしく強いチーム。
その無名の選手は、高校から卓球を始めた選手で、あなたが才能を開花させるきっかけを作ったとなれば、それは指導者冥利につきることです。
そして、あなたのコーチとしての名声の獲得、そして、高校が卓球の名門校と呼ばれていく過程にあなた自身が名を刻む事になるかもしれません。
ビギナーの能力を引き出す力があなたに備われば、想像以上のチームをつくる事も可能
種目を変えても高いレベルにたどり着ける者もいる
中学から高校生になるのをきっかけに、なぜか部活動の種目を変える者がいます。競技種目を変える理由は様々でしょうが、
中には、
- 中学時代にやっていた競技ではトップクラスのプレーヤーだったのに、高校ではその種目の部が存在しない
- 中学時代は、運動能力が優れているにもかかわらず、音楽や美術の才能があり、文化系の部活動を選んでいた
など、
実は磨けば光る原石のような人材は結構いるものです。
卓球を高校から始める生徒にもそのような、隠されれた才能を持った人材は必ずいます。
始める時期が遅すぎた選手が、思わぬ能力を発揮してくれる事も
そんな初心者の中には、すでに名の通ったチームで一番強い選手を凌ぐ将来性を持った逸材がいないとは誰も言えないのです。
高校から卓球を始める選手が3年生になる頃には、チームのエースになっているかも知れないのです。
その過程を、あなたがサポートし、あなた自身も体感していくことは、やがて指導者としての自信の源になっていくでしょう。
基本のスキルをいち早く身に付けさせる
経験の浅い選手には、卓球の基本を早いうちに身に付けてもらう必要があります。基本を疎かにすると、上達の過程の何処かで躓くことになります。
あなた自身が気づかない間違った癖を選手が憶えてしまう事もあります。
そういう癖を見抜くためにも指導者自身も、もう一度基本について、改めて一通り把握しておく事が大切です。
初心者というカテゴリーから、いち早く次のステップへ彼らを導いてあげられるならば、層の暑いチームがあなたの指導によって作り上げられる事でしょう。
高校から卓球を始める生徒に、是非とも注目しましょう!
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