あなたは、どのぐらい卓球が好きでのめり込んでいますか?
気がつけばいつも卓球のことを考えている。
卓球が好きで好きでたまらない!
そんな状態なら、あなたはまだまだ強くなります。
今一度、自分にとって卓球がどんな位置を占めているかを考えてみましょう。
卓球が強い人は、やはり卓球が誰よりも好き
どの世界でも、その中の一流の人間は、野球でも卓球でもゲームでも「好き」の能力が傑出しています。
もちろんプレーヤーとしての素質があっての一流ですが、「好き」を続けるという能力も物凄い素質のひとつです。
あなたは、仲間の中で、誰よりも卓球が好きだと断言できますか?
好きなことはツラくない
福原愛さんの小さい頃の卓球の練習を見たことがあります。
練習をしながらお母さんに何か言われて泣いている映像です。
練習を強要されて泣いている映像なのかと思ったら、「練習をやめないで!」と、お母さんに要求して泣いている姿だったのです。
これは、幼い福原愛ちゃんが、卓球が好きでたまらなくてのことなのか、負けず嫌いの性格のせいなのか、たぶんど両方とも心に持っていたからこそ数年後に世界的な選手になれたのでしょう。
あなたにも経験はありませんか?
- ゲームをやっていたら夜が明けていた。
- 釣りに行くなら一睡もしないで行ける。
などなど、好きなことなら苦にならない。
それどころか進んでやってしまうのです。
それは、好きだから、楽しいからです。
あなたにとって、それが卓球ならきっと幸運なことでしょう。
メジャーリーグのイチロー選手が、他の選手よりずっと早い時間に球場に現れて、準備運動や練習をするのも、野球が好きで好きでたまらないということです。
止められてもやりたいか?あなたの「好き力」はどれぐらい?
子供は、好きなことは止めなければいつまでもやってますよね。
この好きという能力が、大人になっても衰えない人間は、その道でも成功できます。
あなたは、部活の時間が終わった時、「もっと、練習したい」といつも感じていますか?
「今日も、いい汗流したな」でさっと着替えて下校途中でみんなで買い食いするのも楽しい青春の一コマです。
しかし、一流になる選手は、もっともっと練習したい。時間が欲しいと思っているものです。
もしかしたら、そんなタイプの人間が、逆に部員のなかで浮いてしまうことがあるかもしれません。
しかし、最後は「好き」の才能が高い奴が勝利するのではないでしょうか。
別の記事で、私の高校時代の卓球部員の中に、団体戦のメンバーになれなかった選手が、アイディアを駆使して地区予選を突破して県大会に出場した話を書きましたが、その部員も卓球が好きで好きたまらないといった感じでした。
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団体戦のメンバーよりも勝ち進むために、あなたがやるべき事
もしかしたら、団体戦に選ばれているメンバーよりも卓球が好きだったかもしれません。
自分の実力とは、関係なく県内の強い選手の情報など一番知っていました。
自分が卓球をするのが好きというのも才能ですが、卓球を取り巻く世界全体を好きになるというのも別の「好き力」という才能です。
あなたにとって「卓球」とは。そしてゴールはどこ?
人によってそれぞれ、卓球の占める位置や重要度は異なります。
あなたにとっての卓球は、どんな位置を占めていますか?
そこらへんが曖昧のままにしていては、大きなチャンスを見過ごしてしまうことにもなりかねません。
卓球という競技に対して自分がどのような取り組み方をしていくのか、しっかりとゴール地点を位置付けるとすっきりとした気持ちで練習に向き合えると思います。
もし、ゴール地点が見えてきたら、そのゴールを先へ動かしても構いません。
もしかしたら、そこに世界が待ち受けているかもしれないのですから。
世界を目指したい
素質もあり、卓球が好きで好きでたまらない。
卓球に人生を賭けてもいいという気持ちをもって練習に励んでいる選手。
Tリーグの発足で、目標が近くなった選手もいるかもしれません。
一生、卓球に関わりたい
たとえ、自分が超一流までは行けなくとも、何らかの形で卓球に関わっていきたいと考えている。
例えば)卓球用品関係、メディア関係など。
青春の思い出としてスポーツで熱い涙を流したい
卓球は、とりあえず高校の部活動までと考えて、インターハイを目標に仲間とともに青春の思い出をつくるためにやっている。
友達や先生に誘われてなんとなくやっている
仲のいい友達が入るというので自分も入った。
先輩や先生に、向いてそうだからといって誘われるままに卓球部に入った。
そして、毎日楽しくボールを打っていい汗をながしている。
受験が大事。卓球は勉強のストレス解消
目標の大学に入るための勉強が最も大事。
卓球は楽しいが、多くの時間を割いてまでやってはいけないと考えている。
卓球よりも魅力的でやりたいことが見つかったなら
日本で、卓球で世界で戦える選手は限られた人たちですが、卓球をする人々の中のピラミッドの上層部にいるプレーヤーは、そこを目指して日々練習しています。
みんな卓球が好きで好きでたまらない人たちです。
中には、ただ町の体育館で仲間と卓球をすることに喜びを感じてそれを生きがいにしている人もいます。
どちらもレベルは違いますが素晴らしいことです。
どちらも快感ホルモンの分泌は変わらないのだと思います。
卓球とは、それほどまでに奥が深く、誰にでも楽しめる競技です。
しかし、もしあなたが何か別の、卓球よりも魅力的でワクワクがどうしても止められないものを見つけたなら、そしてそれがあなたの人生にとって大きな部分を占めるものになる予感を感じたなら、そちらをチョイスするべきでしょう。
ワクワクしないものを続けて、一流になれるほど世の中甘くはありません。
それは、社会人でも同じだと思います。
私もこれを書きながら自分に言い聞かせました。
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