中学や高校で、兄弟(姉妹)で卓球部に所属している人は、たくさんいます。
1歳違い、2歳違い、3歳違いで、部内での関係も変わってくるとは思いますが、
兄弟で同じ部活に所属するメリットを中心に検証してみたいと思います。
兄弟で同じ学校の卓球部に所属することのメリット
兄弟で卓球部に所属するということのメリットはいくつもあります。
種目の内容が、兄のすることを見ていて、どんなものか、ある程度把握できるのでとっかかりやすい。
- 兄の影響で、部活に入る前から卓球をやっている。
- 兄が上手であれば、自宅でもアドバイスを受けられる。
- 兄のお下がりを譲り受ける事ができる。
- 専門書や雑誌を2人で共有すれば小遣いが半分で済む。
- 自宅に練習相手がいる。
- 部活では、お互いの違った一面を知る事ができる。
- 仮に、ダブルスを組むなら、お互いの気持ちを察しやすい。
- 部内で、イジメを受けにくい。
兄のすることを見ていて、どんなものか、ある程度、把握できるのでとっかかりやすい。
お兄さんお姉さんが、卓球部員なら、普段から頑張っている姿を見ていますよね。
その姿に憧れたり、楽しそうだなと思ったら、気兼ねせずに入部すればいいと思います。
兄の影響で、部活に入る前から卓球をやっている。
中学で兄が卓球を始めると、自分も一緒に、小学生の時から一緒に卓球場などについて行ってプレイすることになります。
中学の卓球部で練習している兄のフォームを見ていて、自分も卓球は回転をかけて打つものだという事を、小学生の時に、他の友達よりも早く知るわけです。
そうなると、小学生の時点では、クラスの友達何人かで卓球をすると、たちまち「強すぎる人」になります。
他の友達はみな『ピンポン』程度のことしかできません。
先に、「中学の卓球部」的な打ち方を知っていると、友達の返球は、すべてスマッシュ!
そんな状態で、中学の卓球部に入部すると、多少のアドバンテージがあります。(そこから先は努力次第)
兄が上手であれば、自宅でもアドバイスを受けられる。
兄が強い選手なら、家に帰ってからでも、卓球について話ができます。
強くなくても、お互いにアドバイスし合えるでしょう。
それはとても良い環境です。
1人なら、トレーニングをサボってしまうこともあるかもしれません。
しかし、身近に同じく強くなろうとしている兄弟がいれば、続けられるということはあります。
兄のお下がりを譲り受ける事ができる。
ラケット、ウェアなど、卓球用具は、兄のお下がりを譲り受けることもできるでしょう。
間違った用具を買ってしまう前に、「お古」で始めても構いません。
専門書や雑誌を2人で共有すれば小遣いが半分で済む。
毎月欠かさず購入する卓球雑誌や、教材のDVDも、2人で購入すれば出費は半分で済みます。
残った小遣いで何をしましょうか…。
自宅に練習相手がいる優位性
1人でできる練習もありますが、2人でないとできない練習もあります。
もし、あなたのお家に「卓球台」があったら、いつでもビシバシと打ち合えます。
それだけでも、ライバルに差がつくというものです。
食事用のテーブルがあって、相手がいれば、じゅうぶん練習になります。
部活では、お互いの違った一面を知る事ができる。
家の中では兄弟で、敬語は使いませんよね。
しかし、上下関係を教え込まれる場所でもある「部活動」では、先輩には敬語で話すことになります。
家ではタメ口でも、部内では、お兄さんお姉さんにも「〇〇先輩」と呼ぶことになるでしょう。
なんか変な感じだと最初は思うでしょう。
でも、その演じている感じが、「部活やってるなぁ」てことだと思います。
仮に、ダブルスを組むなら、お互いの気持ちを察しやすい。
歳の差が1歳違い、2歳差だとしても、もしかしたら、顧問の先生が、
「お前たちでダブルスのペアを組め!」
なんてことが起こりえるかもしれません。
兄弟(姉妹)が双子なら、お互いのやりたいことが手にとるように分かったりして…。
兄弟ペアのダブルスは、
「〇〇高校の△△兄弟」と言われて、有名になるでしょう。
それもまた、楽しいじゃないですか。
部内で、イジメを受けにくい。
先輩としての兄(姉)が、後輩たちから、慕われるナイスな性格の人なら、あなたはイジメに合うことはないでしょう。
たとえ、年齢が3歳差で、兄が卒業すると同時に自分が入学して入部するとしても、
先輩からは、
「おまえの兄貴には、とても世話になったんだぞ!おまえも頑張れよ!」
なんて、先輩に暖かく迎えられることでしょう。
お兄さんと比べられるのはイヤかもしれませんが、自分は自分です。
とはいえ、自分の兄弟が周りの人から尊敬されているのは気分の良いものです。
結論。その競技が好きなら、兄弟で同じ部活でも構わない
兄弟で活躍している選手は、どんな競技にもいます。
むしろ、違うの競技で、それぞれ有名になった選手など、あまり聞いたことがありません。
「あれが卓球で有名な〇〇高の△△兄弟だよ。」
と、大会会場の体育館で、他校の選手から噂されるのも悪くはありません。
兄弟で同じ部活に入って都合が悪いこと
絶対に兄弟で同じ部活なんかイヤだ。という人もいるでしょう。
この記事を書いている私自身もそうだったから分かります。
兄弟で同じ部活は、ヤダなと思うところをあげてみます。
先に入部している兄の評判が悪い。
兄貴が評判の悪い先輩だった。
これは、そんなとこに入部したくありません。
兄が卒業した途端に、こちらに恨みの矛先が向けられたりして…。
嫌なことを書きました。
大概は、そんな心配は要りません。
本人が良い行いをしていれば関係ありません。
家での自分と、学校での自分を使い分けているので兄弟が一緒だとしんどい
心あたりはありませんか?
家では、お兄さんお姉さんとは、仲が悪いわけではないけれど、あまり言葉を交わさず、静かにしているあなた。
でも、クラスじゃ、明るくて賑やかに騒いでいる。
兄貴と一緒の部活では、どっちの自分で過ごせばいいんだ?!
弟が兄より上手すぎてつらい
弟が団体戦のメンバーで、兄は部員なのにその他大勢扱いだったら。
それぞれの性格にもよりますが、兄のほうは、気まずいと感じるかもしれません。
弟より弱いお兄さんは、
若貴兄弟の花田勝さんの気持ち(弟を誇らしく思うこと)
または、
スラムダンクの木暮くん
のような心を持ってほしいものです。
あなたは、お兄さんより強くなっていいんです。
卓球部に入らなかった私の苦い思い出
これは、私の苦い思い出です。
兄が中学で卓球部だったので、私は小学生の時は、兄のフォームなんかを真似て打っていたので、
小学生の同級生の中では、いちばんと言ってもいいほど卓球が上手でした。
それなのに、中学で選んだのは美術部www
美術が好きだったということもありましたが、卓球部を選ばなかった理由は、まさしく…。
兄が3歳違いだったので、
兄が卒業して自分が入学するというタイミングによる恐怖です。
卓球部に入部すると、
兄の後輩たちが、全員、自分の先輩になる。
この事態に、言い知れぬ恐怖感を覚えたのです。
兄は、学校ではどんなキャラだったのか知りませんでしたが、家庭での兄は比較的、気難しい性格でした。
私も、似たような性格で、兄弟仲がめちゃくちゃいいという感じではありませんでした。(喧嘩になると、いつも私が大泣きするという…。)
そして、時代は昭和。
私が小学生の時に感じた中学の運動部のイメージは、
「先輩からのシゴキ」や、「1年生は裏山で持久走」。
耐えられない部員は辞めていき、部員が適正な人数に収まるみたいな…。
クラスメイトのお兄さんの話に震える
小6の時、同じクラスに、お兄さんが中学2年生で卓球部という友達がいました。(その友達は仲良しなグループのひとりでした。)
その友達のお兄さんは、
卒業する私の兄の1年後輩ということになります。
小学生卒業近くになって、その友達のお兄さんが、
「私が卓球部に入ってきたらイジメるって言ってたよ。」
と、仲良しなグループの別の友達から言われたのです。
本当に言っていたらしいいのですが、
本当にそんなことを言ったとしても、ふざけて言ったのだと、今では分かりますが、
小6の私は、不安に襲われました。
ずっと、中学生になったら卓球部に入ろうと思っていたのに…。ブルブル。
結局、中学に入学して美術部に入ってしまいました。
やっぱり卓球がやりたい。
と思い、中2の秋から卓球部に入部しました。
遅すぎる入部だったので、立場は1年生部員と同じ、Cグループ。
1日おきにしか卓球台を使えないという、その他大勢扱いです。
それでも、新しい友達もできて、凄く楽しい時間でした。
3年の中体連の地区大会では、私は「ザコ」として体育館の2階から観戦しました。
準決勝、決勝で戦っていたのは、小学生時代のクラスメイト。(その頃は私のほうが強かった。)
それを見て、最初から卓球部に入ってたらよかったのに。とちょっと悔しかった思い出があります。
その悔しさもあって、高校では、なんとか、ダブルス専任でしたが団体戦のメンバーになるところまでいけました。
そうそう、「兄弟で同じ部活」の話に戻ります。
後で聞いた話なのですが、
私の兄は、部活にあまり来ていなかったそうです。
サボり魔だったのですwww
私が進学して入部した高校の、卓球部の1年上には、中学の時に私の兄と「3年生と1年生」の関係にあたる先輩もいたのですが、
私(名前と顔)を見て、「〇〇先輩の弟か?」などとは一度も言われたこともありませんでした。
兄さん、幽霊部員やったんかい!!!
お兄さんやお姉さんが同じ部だとしても、気兼ねせずに入部すべきだと、アドバイスする資格は私にありますか?
というオチです。
追伸)
あなたは、私のように、結果を人のせいにばかりしないで、自分の行きたいと思ったところに向かってください。