部活は卓球部に入りたいのだけれど、実際に卓球にかかる費用のことを考えると、小遣いも少ないし、アルバイトも禁止、親には金銭的に負担をかけられないなど、費用の面で卓球部に入るか諦めるか悩んでいるのなら、私が言いたいことは、
卓球部に入部してください!
ということです。
一度、入部して費用面でダメならそこでやめたらいい
費用の面で悩んでいるのなら、ダメもとで入部したらいいと思います。
だれもあなたを止める権利はありません。
要は、あなたが費用面で、ぶつかる屈辱的な場面をやり過ごせるかということです。
そこが耐えられる精神力があれば、重要な試合にも負けない心を持っている有望な選手ということにもなります。
具体的にどのようなことでお金がかかるのでしょうか?
遠征費
名門校や有名校の遠征費でもなければ、一般的な学校では、電車賃くらいでしょう?
私は遠くても自転車で練習試合に隣町まで行っていました。
ユニフォーム代
ウェアなんかTシャツで十分です。練習するのに無理に卓球ウェアなんか着なくていいです。
学校のジャージでいいじゃないですか。
卓球シューズ
別に学校の上履きで構いません。
ラケット代
一生使うつもりで大事に使ってください。
安いラケットを使っていても強い選手はいくらでもいます。
ラバー代
無理に3ヶ月ごとに変える必要はありません。
キレなくなったラバーにもそれなりの味のあるボールが打てるものです。
キレなくなった裏ソフトのほうが、表ソフトラバーよりはキレるサーブが打てるかもしれませんよ。
ペン表ソフトの選手はキレにくい表ソフトラバーでも、回転の変化をつけたり、ナックルサーブを多用したりして緩急をつけたサービスを出しています。
キレなくなった裏ソフトラバーでもそのくらいのことはできるはずです。
ラバー代がツラいなら、ラバー1枚で済む、日本式ペンホルダーの名選手をお手本にすればいい。
現在は見かけなくなりましたが、ペンホルダー表ソフト前陣速攻型ならば、ドライブ主戦型よりも、ラバーの摩擦に頼りませんから、ラバーを変える頻度が減ります。
私が高校生だった頃は、表ソフトラバーにチョークの粉を塗って球離れをよくしたりしていました。(効果があったかは不明)
卓球のために節約できることはいくらでもある
あなたが卓球を続けようとするならば、それと引き換えに諦めなければならないことは、必ずあります。
日本を代表する名選手らは、一般の人々が普通に楽しんだり食べたりしているものを、卓球のために犠牲にしています。
あなたも同じように卓球のために、卓球のための費用を捻出するために、何かを我慢することはできるはずです。
交通費を節約しランニングする
のんきに電車通学しているなら、体力をつけるためにランニングをすれば、スタミナもつき、交通費も浮かせることができます。
卓球の大会も、勝ち進めば相当のスタミナが必要になります。
ランニングで心肺機能を高めることでもっと勝ち続けることができるようになります。
下校時の買い食いをやめる
練習が終わって、部員の何人かと下校途中にアイスやパンやたこ焼きなどを食べながら、女子の話題に花を咲かせたりすることは、とても楽しい青春の1ページではあります。
しかし、卓球の名門校の生徒たちはそんなことはしていません。
寮生活をし、卓球のためだけに自分に厳しさを課して生活しています。
あなたは甘すぎるのかもしれません。
学校帰りの買い食いをやめれば、何千円、もしかしたら年間で数万円のお金を浮かすことができるでしょう。
それを卓球を続けるための費用として使ってください。
スマホやゲームに無駄なお金は使わない
クラスのだれもがゲームをやっているかもしれませんが、ゲームをやっている暇があったら部内で一番強くなることに、その時間が使えるか考えましょう。
ゲームに課金しているお金があったら、ラバーを買う資金にできるはずです。
趣味をひとつ諦めろ
あなたは、もしかしたら釣りが趣味かもしれない。
音楽のライブに行くのが趣味かもしれない。
もし、それをひとつ諦めてもいいというのなら、卓球が続けられるかもしれません。
私が聞いたことがあるビリーバの都市伝説
名選手は道具を選ばないといったかどうかわかりませんが、これは宮城県に古く伝わる都市伝説です。
ある選手が、「ビリーバ」というラケットを使って県大会のベスト8だったかベスト4だったか、そのあたりまで勝ち進んだという都市伝説があります。
内容の正確性は低いですが、ビリーバを使っていた選手で物凄く強い選手がいたという話は事実のようです。
文房具店で売っていたビリーバ
あなたはバタフライから販売されていた「ビリーバ」というラケットを知っていますか?
初心者用のペンホルダーラケットで、私が中学生の時は、学校の途中の文房具店兼模型屋さんで売っていました。
ビリーバはピンポン球もセットで付いていて、ラバーははじめからラケットに貼ってあるいわゆる初心者用ラケットでした。
ラバーのスポンジはスカスカで、たしか剥がせないくらい板に密着していたような記憶があります。
私は小学生の時は、その文房具屋さんで「ビリーバ」を買いました。
そんな安物のビリーバで、県大会まで勝ち進んで行く選手もいるのですから、あなたもラバーが買えないからと行って、卓球を諦める必要はありません。
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