卓球での怪我は、激しい練習をしない段階では、そう起きるものではありませんが、世界や全国レベルを目指すための激しい練習では、膝や肘、腰などに負担のかかってしまうこともあります。
万が一の怪我に備えて、ストレッチなどの準備をしておきたいものです。そして、卓球部全体で、体のケアを学ぶことは自分たちの将来のためにも重要です。
素晴らしく楽しい卓球をいつまでもプレイするために
あなたも体感している通り、卓球という競技は、本当に楽しいスポーツです。
見るよりも、実際にプレイして見ると楽しさが分かります。
そして、あるレベルに到達する事が出来れば、その奥の深さが分かり、面白さが急激なカーブを描いて上昇していきます。
もしかしたら、あなたはちょうど今、急激に卓球が面白くなってきたところかもしれませんよね。
そんな時、突然、卓球を出来なくなってしまうことを想像したことはありますか?
怪我によって。
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もしも世界を目指すなら
怪我を負って、卓球が出来なくなってしまったあなたが、日本一を目指していたとしたら、世界レベルを目指していたとしたら…。
それは絶望的に辛く苦しいことでしょう。
勿論、たとえ、目標が県大会出場だとしても、最初の1勝をあげるためだとしても、大好きな卓球が出来なくなることが辛いのは同じです。
省略しがちな準備運動
卓球は、卓球台の半コートを使っての軽いフォア打ちなどでは、体の関節を深く曲げたり伸ばしたりするわけではありません。
準備運動をしないで、いきなりボールを打ち始めても、突然、肘や膝を痛めることは、滅多にないとは思います。
しかし、そのまま、負荷をかけたハードな練習に突入していけば、筋肉や関節を、日常生活では使わない範囲まで稼働させなければならない状態になることもあります。
そのような、一瞬の筋肉や関節への強い負荷は、なまったままの体のには危険な状態といえます。
油断した瞬間に怪我をします。
あなたが、卓球を辞めたくないのなら、十分な準備(ストレッチなど)を怠らないようにしましょう。
周りの部員がやっていなくても自分だけはやる
周りにいる部員達が、ストレッチなどの体のケアには、まったく興味もなく、我先に卓球台を取り合い、ボールを打ち始めると、自分も同じようにしてしまいますよね。
指導者が練習メニューを作っているなら、準備運動を組み込んでもらうように考えてもらう。
ボールを打つ時間が足りないと思っているのなら、部員のみんなより早めに卓球場に来て、体の手入れを出来れば、あなたはアスリートとして尊敬される人になるでしょう。
イチロー選手に学ぶ準備
種目は違いますが、プロ野球選手のイチロー選手の毎日のルーティーンをご存知の方も多いでしょう。
誰よりも早く球場入りし、入念な準備を欠かさない、その姿勢は学ぶべき所が満載です。
マネージャーも、怪我の予防について学びましょう
あなたが、卓球部のマネージャーなら、卓球選手が起こしやすいケガについて、多く知っておくことは必要です。
志が高いプレーヤーは、自分の体のケアにも気を使うでしょうが、中高校生の卓球部員などは、そんなことは気に留めないのが普通でしょう。
卓球の名門校などは、体のケアの専門スタッフがいるかもしれませんが、一般の学校の部活動では、そうはいきません。
そこは、マネージャーの腕の見せ所です。
自分が怪我をして、選手を断念し、今はマネージャーをしている人もいるでしょう。
そんな人なら余計にケガの怖さが分かっているはずです。
先生の協力を得ながら、部員の体のケアをサポートしてあげましょう。
将来のためにもなる
ケガについて勉強することは、今、選手としての自分をケアするためにも必要ですが、将来、自分が何かの形でスポーツに関わる時、必ず生きてきます。
もしかしたら、大学で本格的にトレーナーの勉強をしようと思うようになるかもしれません。
選手として世界レベルを目指すことが出来なくなっても、トレーナーやフィジカルコーチ、コンディショニングコーチとして、沢山のスポーツに、仕事として関わっていくという未来があるかもしれません。
今、次の大会に出場するためにも、そして、十数年後の自分のため、日本のスポーツ界のためにも、それらを身につけておくことは無駄にはなりません。
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